薬って・・

おはようございます♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。

今日は、薬のお話です。

みなさん、薬って「食前」とか「食後」とか指示がありますが、それはなんのためかわかりますか?

私の母は、肥満体です(__;)
その母が、薬を飲むときに いつも「あー薬飲むから何か食べなきゃ薬のめないわ」と言って、朝からムシャクシャ食べるんです。
以前にもちょっと書きましたが、40歳も とーに過ぎて たいした労働もしてない人は、朝からまともに食事は食べなくてもいいんです。
70歳になった肥満体の母なら、一日一食でもいいくらい(笑

でも朝から その薬のためといいつつ 食事をしっかり食べる母です(>.<)
母は、軽い血圧の薬を服用しています。

さて、この薬の飲み方『食前』とか『食後』ってちゃんと理解している人ってどのくらいいるのでしょうか?

多くの薬は食後にのむように指示してあります。これには理由が二つあります。
1:空腹時は避けた方がよい薬。

はい!これは、母のいう薬を飲むからなんか食べなきゃといっていることにあてはまりますよね。

2:食事のあとにするとのみ忘れが少なくてすむ。

そうなんです!ほとんどの薬は、血中濃度を一定に保つほうが、薬の効き目が安定するため等間隔の時間で飲んだほうがいいんです。
厳密に時間で飲むことが忘れがちになるために、食事はたいていの人がとるので食後に飲むという便宜上定めているんですね。

確かに風邪薬や解熱鎮痛剤などは、胃をあらす作用があるために、食後のほうがよい薬ですが、こういうときは、なかなか食欲もあまりないことが多いものです。
それに、体がウイルスや熱と戦っているときにやたらに食物を食べて消化作用にエネルギーを使うのはいかがなもんでしょうか?
そんなときに食事にこだわるより、胃薬を併用して飲めばそんなに食事にこだわらなくてもいいのではないかと思います。

2の理由の場合は迷う事無く時間が来たら薬をのんで下さい。胃薬、その他たいていの慢性疾患の薬はこのグループに入ります。血圧や不整脈の薬では一部に 胃にこたえる薬がありますがその度合いは風邪薬などよりずっと軽いものです。よほどの空腹でなければ、あまり気にする必要はないと思います。

そういうことを、母に説明したところでしっかり食後と思い込んでる頭に私の言葉なんて受け入れる余地なしです(^◇^;)

必ずしも食後にこだわる事なかれ。
それよりも食事の量を抑えるほうが母の健康(肥満、高血圧)にはよい薬(^_^)

今日の健康通信は『薬』でした。

次回は、『食膳』『食間』についてお話します。

ではまたね(;_;)/~~~

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