5つの気の作用(5)

皆さん、こんにちは(^.^)

5つの気の作用も今回で最後。
前回はこちら

5つの気の作用(4)
皆さん、こんにちは(^.^) 5つの気の作用続いています。 前回はこちら (4)体液や内臓をあるべき場所に保持する固摂作用(こせつさよう) 気の固摂作用とは、体にとって必要なものを、 あるべき場所にしっかり保持することをい...

 

(5)気が働きかけて変化する気化作用

(1)の推動作用でもお話ししました代謝すべてが、気化作用によるものです。
気化作用も非常に大きな概念です。

気・血・津液・精など、人体に必要なものの生成や相互転化、
循環、代謝、排泄などの生理機能を行う作用を気化作用といいます。
五臓六腑の生理機能の多くはこの作用によります。

飲食物と吸い込んだ空気から気に、気が血や津液に、
あるいは津液を尿や汗に変化させる働きが気化作用で、
それを促進する働きが推動作用です

気化作用も推動作用もどちらかひとつというわけにはいきません。
気化作用があるから推動作用が生かされるし、
推動作用が行われるためには、気化作用が正常に行われなければならないのです。

これまでに述べてきた5つの気の作用ですが、
どれ一つとっても、なくてはならない作用であり、
気化作用を元に、推動作用、温煦作用、固摂作用が滞りなく行われ、
防御作用によって、身体がしっかり護られることが
「気」の目的のすべてだということですね。

コロナショックの今だからこそ、
日々の生活の中で、オンオフをしっかり使い分けながら
「気」の生成が速やかに滞りなく行われるように、
養生を欠かすことなく体をいたわりながら生活していきましょう

今日も一日すべての事柄に感恩報謝です。(^_-)

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