こんにちは♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。
皆さん、“幸福のいる場所”、“運命の善意”いかがでしたか?
この二つのお話しは、鈴木秀子さんの「死にゆく者からの言葉」の中から
ピックアップさせてもらったものです。
この本の内容は、死にゆく人の最後の言葉を集めたものです。
私は、この本を読んで心に深く静かな感動を憶えました
鈴木秀子さんは、日本近代文学を専攻する聖心女子大学の教授で、
聖心会のシスターでもあり、エニアグラムやゲシュタルト・セラピー
その他の心理療法にも豊かな実践経験をもっていて、
文学療法の開発者としても知られています。
鈴木秀子さんは階段から落ちるという事故にあって、
いわゆる臨死体験をされました。
そのことがきっかけで、亡くなる直前の人のそばにいて、その人たちの
最後の言葉を聞くために、何人もの死んでいく人たちのそばにつき添ってきました。
人は死ぬ時、それまで話せなかったことを話したくなるそうです。
家族や友人への感謝やこれまで言えなかった事、悔いていることなどなど。
これは、死ぬゆく人が死を受け入れたときに思うのだそうです。
ほとんどの人は、自分に死が近づいていることを知っています。
その人たちは、死を前にして話したいことをいっぱい抱えているのです。
それぞれの人が自分の気持ちを整理し、
穏やかに死んでいく様子がかかれていたこの本を読んで
あの世で成仏するためには健全な肉体と精神を養い、
憎しみ、不平不満、心配ごとを残さず死ぬことです。と書いてあった
愛子とピーコの「あの世とこの世」をもう一度読んでみようかなぁと思いました。

生きている時は生きているゆえに気付かなかった様々な自分の気持ち、
硬く閉ざしていた思い、健全な肉体と精神を養えなかった自分であっても
死ぬ前にその心を整理して死んで逝けたなら安らかな眠りにつけるのですね。
また、自分の家族にそうした日が訪れた時には
その思いを冷静に受け入れ穏やかに逝かせてあげたいです。
ではまたね(;_;)/~~~
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