白杖って・・

おはようございます♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。

皆さん、白杖って知ってますか?

視覚障害者が持って歩く白い杖を白杖(はくじょう)といいます。
これは全世界共通みたいです。
私が子供のころ近所に住む視覚障害者が白い杖を持って歩いていたのをよくみかけていたので学校で教わったかどうかわかりませんが、白い杖を持っている人は目が不自由な人だと知っていました。

先日行った、美容院での話です。
そこの店にいた4歳の女の子。
私がカットが終わって店を出るときに、女の子が「なんでこの棒持ってるの?」と聞いたんです。
私は、「これはね、目が見えないことをお知らせする棒なんだよん」というと、そばにいたお母さんが「えっ?そうなんですか??知りませんでした。」というんです。
そのお母さんは、30代前半だと思うんだけど白杖=視覚障害者だということを知らない世代?これって世代の問題なの?なに?とちょっと驚きました。

そうしてみると、街を歩いていて、若い人たちは白杖をついている私なんぞにはおかまいなしにぶつかってきたりしてくるのは、単純に視覚障害者だということを知らないだけなのかと思いました。。

あちらサイドにしてみればなんでこっちに向かって歩いてくるんだよってことですよね(`へ´)フンッ。

そして別の美容院でのお話です。
友人が、ヘッドスパが上手な店があるから行こうよと連れて行ってくれたんです。
そこの店の女の子(20代後半かなぁ?)が受付で最初の問診のようなことをしてヘッドスパの部屋へ案内されるまでに言った言葉

まず問診の段階で「お話はできますか?」と聞かれました。
私と友人:「・・・」
スタッフ:「会話はできますか?」
私と友人:「・・・」

マジ???ですよ。(笑
友人が思わず「彼女は目がみえないだけであとは普通だから」
私はもう笑うしかありませんでした(^^ゞ

きっと店のスタッフも内心心がホッとしたことでしょう。

身近に視覚障害者がいないとこんなもんかなぁ・・ということが時々あります。
「ご飯は、どうやって食べるの?」なんて聞かれることだってあるくらいだから(笑

私は、視覚障害者になってまだ8歳だからまだまだ小学生みたいなもんだけど、視覚障害者歴が長い人なんてほんとに驚くほど普通になんでもやってのけちゃうもんね(^_^)V
最近、心身ともにまだまだ修行がたりない私を実感しているところですわ(^g^)

視覚障害者であっても普通になんでもやってのけちゃう人がいることは事実。
でもそんな人でも見えないということで危険に遭遇すること、戸惑うこと、困ることはたくさんあります。ましてや外に出た時は比じゃありません。
白杖を持っている人が視覚障害者だということを知らない人がどのくらいいるのかわからないけど、多くの人に白杖が視覚障害者にとってとっても大切なものだということを知ってもらいたいなぁと心から思います。

ではまたね(;_;)/~~~

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