視覚障害者になって ④

おはようございます♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。

みなさんは、視覚障害者についてどういう風に認識してますか?
視覚障害者=白杖=全盲と認識していた私。

まだ視力があったころ、病院の眼科で黒いサングラスをして白杖ついているのにあたかも見えているかのように、通りがかった人に「○○さん!、久しぶり」なんて話しかけている人をみかけると「あれっ?な~んだ、みえてんじゃ~ん」って思ったり、
もっとびっくりしたのは、盲導犬を持っている人が盲導犬より先に歩いて盲導犬をひっぱっているのをみたときは、もう思わず笑っちゃいましたよ。(^0^*オッホホ
※希な盲導犬ユーザーだと思います。

私は、視覚障害者になっていろいろな思いを体験しました。
そして"視覚障害者"とひとくくりで言ってもいろいろな人がいて、見え方もいろいろなんだということを知りました。

盲学校へ行ったときも、全盲の人はひとりだけ、私よりみえてるひとばかり、活字も普通に読める人が多かった。
そういう人が、なぜ視覚障害者なんだろう???
とても不思議でした。

それが盲学校でみんなと一緒に毎日行動を共にするようになってわかったんです。
見え方は、ひとそれぞれ違うんだということです。
視野障害も視覚障害者。
五円玉の穴からのぞいているような見え方の人はピンポイントは見えているけど周りは見えてなく、よく物にぶつかったりしていました。
共通して多かったのは、段差がわからないというとこかなぁ・・。
視野障害も本当にひとそれぞれちがうし、見え方はひとことで説明できないし、とにかく 晴眼者とは、違うんだということ。

私は、中心部がまるっきり見えていないので、活字や自分の顔、人の顔はみえないのですが、周辺視野は少しあるので生活には視野がない人に比べたららくだと思います。
わずかな視力でもその日の体調や具合で見え方がちがったりもします。

こういうことは、自分が視覚障害者になって始めてわかることです。
人生には、知らないでいいこと、知ったほうがいいこと、知っても知らなくてもどちらでもいいこと、知らなければいけないことがあります。
人の不自由さ不便さを正しくとまではいかなくても、少しでも知ることはとても大事なことだと思います。

もし町で、白杖をついているのに見えてそうな行動をしている人をみかけても、な~んだみえてんじゃ~んって一笑しないでくださいね_(._.)_

ではまたね。(;_;)/~~~

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