皆さん、こんにちは(^.^)
当院へ訪れる患者様のかなりの方から便秘という言葉を聞きます。
便秘が主症状ということでもありませんが、
皆一様に「便秘気味です」とか「便秘がち」とかおっしゃいます。
便秘の解消法は、いろいろ言われますが、やはりこれも人によって様々!
決め手がないのも事実で、
結果、便秘薬を飲むしかなかったりもします(~_~;)
でも、便秘薬を飲み続けると癖になるとか聞きませんか?
何故、癖になるのか?
それは、たいていの便秘薬が体を冷やすからです。
冷やして腸を収縮させて排便を促す作用の生薬や薬がほどんど。
結果冷やし続けることで自然な排便ができなくなるのです。
現代人は、エネルギー不足で虚弱、熱を賛成できない人が増えているため、
便秘薬で身体を更に冷やしてしまいます。
便秘薬を服用することは、便秘の根本治療と逆行してしまうかもしれません。
西洋医学的な便秘のタイプは、
弛緩型:大腸の運動が低下したために起こる便秘のこと。
痙攣型:自律神経の乱れによるもの。下痢と便秘を交互におこす
直腸型:我慢や老化によってセンサーが鈍ってしまっておこる便秘
と大きく分けて3タイプありますが、
一番多いのが弛緩型便秘と言われています。
腸の蠕動運動(腸が波打って便を押し出す運動)が低下することにより、
腸管が弛緩し、便が停滞してしまう便秘
しかーし、、、
何故腸の蠕動運動が鈍くなってしまったのでしょうか?・・・
西洋医学的には、自律神経がどうのとか、
偏食だの運動不足だの水分不足だの言われてはいますが、
実際のところどうんなんでしょうかね
肉食であっても、運動を全くしない人でも水分の量にかかわらず
便秘でない人はいくらでもいます。
もちろん、健やかな体作りのために規則正しい食事や睡眠、運動を心がけ、
体を冷やさないようにすることはとても大切なことです。
でもなかなか、そうはいかない現実ですよね(Q_Q)↓
ましてや、ストレス社会の現代・・・
はい!そうです!!
そのストレスによって便秘を起こしていることが多いのも事実なんです。
東洋医学的に考察すると、
便秘の原因は、いくつもありますが、
特に多いストレスによる便秘。
ストレスについては、こちらの記事もご覧ください。

ストレスがあると、肝の働きである疏泄(のびやかにめぐる)機能がうまくいかなくなります。
この状態を肝鬱と言います。
その結果、気が滞り気滞になります。
気滞は、脾の持つ運化機能を滞らせ、
便をスムースに肛門まで運ぶことができなくなるのが、
一番大きな原因ではないかと思われます。
また、肝鬱は、血虚にもなります。
肝は、蔵血作用により血をストックしていますが、
肝鬱によって疏泄作用を発揮するために、
ストックしている血を使い果たし血虚になるのです。
皮膚も血色がよいとすべすべ。
腸も血行が良ければ潤いをもってスルスルと大便を押し動かせます。
蠕動運動は、肝鬱によって弱まると考えた方が、
なぜ蠕動運動が弱まるのかを西洋医学的に考えるより
しっくりくるような気がします。
まだまだ東洋医学的には奥が深いし、
一人一人いくつもの原因が混在しているケースがほとんど
だから便秘解消法に決め手がないんですね。
でも脈診流経絡治療を定期的に継続して受けていると、
副作用なしに気血のバランスが整ってきますので、
知らず知らずのうちに便秘も良くなってきます。
ぜひ、便秘でお困りでしたら脉診流経絡治療をお勧めします。
今日も一日すべての事柄に感恩報謝です。(^_-)
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