ビダール苔癬(びだーるたいせん)

皆さん、こんにちは(^.^)

3月初旬頃から、なんだか首筋が痒く、
湿疹ができているのか、つい手が首筋にいってしまい気になっていました。

4月に入りいよいよ赤身を呈してきたようなので、
近所の皮膚科へ行ってきました。

おおよその検討はついていましたが、やはりそうかという診断です(^。-)

診断は、
神経皮膚炎〔ビダール苔癬〕(びだーるたいせん)でした。

慢性湿疹の一つの型と考えられているようで、
原因は、はっきりはわかっていないようですが、
髪の毛や、洋服の接触だったり、
シャンプーコンディショニング、
ヘアカラーや整髪料などの化学物質による刺激、
ネックレスなどの金属アレルギーだったりと
何らかの刺激によるものだということですが、、、

私の場合、
特に、何か日頃と変わった事をした覚えはないので、おそらく
毎日服用していた副腎皮質ホルモンを減量したためと考えられます。

治療は、ネリゾナ軟膏(副腎皮質ホルモン剤)を、処方されました。
1日1回すりこまないようにしてたっぷりつけるとのことでした。

特に、中年女性に多く発症するようです。(・_・;)

さてここで、この症状を東洋医学的に考察してみました。

主症状:後頸部のかゆみと湿疹、発赤、脛のかゆみ
時期:3月初旬くらいから
特に、食事や、睡眠排尿排便に変化なし。
脈診:沈数墟 左手関上沈めて最も墟 尺中沈めて墟 右手寸口沈めて墟

 

発生時期は、3月春、
ステロイド減量による免疫のバランスの崩れ。
皮膚のかゆみ
この三つの要件から
五行の分類をしたとき、

春→肝→血虚→かゆみと関連しているのがわかります。

春という肝を失調しやすい季節!
合わせてコロナショックでストレス満載とダブルパンチで
更に肝にダメージ; .;

肝の失調は、血虚にもつながります。
血虚になると血(けつ)が皮膚を滋養できないために
表皮の防御機能も低下し、
外部の刺激から皮膚を守るバリア機能が失われるため、
かゆみなどの症状が生じやすいのです。 

脛のかゆみについては、加齢による乾燥によるものと思われ、
腎気の不足と考えます。

また、皮膚は肺が司っているので、
これらのことから、今回の私の症状は、
肝虚証と診断し、肝と腎と肺を補う治療を選択しました。

自分で毎日極泉・陰谷・太淵に鍼をし、
血海・三陰交・関元・合谷というツボにお灸をします。

お灸は、火を使わない貼るお灸です(^。-)
誰でも簡単に安全にできますのでやってみてください。

【血海】
〈取穴部位〉
ひざのお皿の上、内側角にくすり指をおき、指幅3本そろえて、
人さし指があたっているところが血海です。
足を伸ばしたときにできるくぼみの上端にある。

〈効能〉
血の働きが悪くなったときに使用すると有効です。
血のめぐりをよくし、シミ、くすみを改善。
月経不順、月経痛、閉経、不正出血、
皮膚湿疹、全身の掻痒感、湿瘡、
皮膚の炎症、心身症

かゆみの原因も様々
かゆみの症状や進行度も様々あるために、
東洋医学的診断もタイプ別に治療も異なってきます。

東洋医学の経絡的診断をあれこれ考察していると、 「なるほど、納得!」とおもしろいですよ(*^_^*)

今日も一日すべての事柄に感恩報謝です。(^_-)

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