耳管開放症って…

こんにちは♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。

皆さん、耳管開放症って知ってますか?

耳管は中耳と鼻の奥とをつないでいる空気の通り道です。
普段は閉じていますが、つばを飲み込む時に無意識に耳管が開き空気が鼻から耳に入ります。

このため、中耳と外界の空気圧が同じになり鼓膜がよく響くのです。

この調節機構がはたらかず耳管がうまく開かなかったり、
常に開いた状態になるのが耳管狭窄症、耳管開放症といった病気です。

耳管開放症は、通常は閉鎖されている耳管が開放されたままの状態になり、
耳閉感や自声強聴(自分の声が大きく聞こえる)などの症状になります。

原因は、例によってストレスが最大の原因と書いてあるものが多いですね。
他には急激なダイエット、妊娠や経口ピル、中耳炎、運動、放射線照射、顎関節症、
頸部自律神経異常、吹奏楽器演奏が報告されていて、
他には、シェーグレン症候群や脳内の三叉神経の障害などでも
耳管開放症が起こる場合があることが知られています。

治療法もきちんと確立されたものはなく、さまざまな要因を探りながらアプローチするしかなく、
体重の減少があれば体重増加や脱水予防などの生活指導、薬剤では精神安定薬や漢方薬、
鼻腔に炎症があれば抗炎症薬などが処方されているらしい。

昨年、歌手の中島美嘉さんが、両側耳管開放症と診断され一時歌手活動を休止していました。

対して耳管狭窄症は、耳管が閉じっぱなしでおこる耳の閉塞感で、
登山や、飛行機に乗った時など気圧が変化したときに一度は経験したことないですか?。

この場合は鼻をつまんで空気を耳からだしたり、
あくびやつばを飲み込むことで耳管を開放することによって治ります。
症状はほぼ同じだけどまったく対処はその反対なのよ(>。<)

実は私も耳管開放症で、盲学校へ行き始めたころからだったと思うけど、
視覚障害になっただけでもストレスなのにさらに耳がボワ~ンと閉鎖されて、
かなりイライラしました。

本当に、些細な症状かもしれないんだけれどこのうっとうしさも相当なもんですよ。

私の場合は、左耳で典型的な耳管開放症の症状のみで
特に痛いとかはないですが、始終耳の閉塞感があって
自分の声が大きく響いてその度に鼻をすすって回避しています(-_-;)

3年前に帯状疱疹で都内大学病院に入院した時、耳鼻科の先生に相談したんだけど、
特に治療法が確立されていないから、日常生活によっぽどの支障があれば手術ってことも
あるけどそこまでじゃなければね・・・なんてコメントでした。

仕方ないので自分でできる対処法として、耳たぶの後方(耳たぶと顎の間)とか
耳たぶの下方を圧迫すると一時的に治るので、
そこに鍼をしたり円皮鍼(ピップエレキバンの鍼版のようなもの)を貼ってしのいでいます。

しばらく耳管開放症の症状はおさまっていたんだけど、
最近また症状が頻繁になってきてイラついてます。

私の場合、たぶん原因は首筋のこりからきてるんじゃないかと思う。
この首筋のコリは、目からきているものだろうしなぁ・・・

いずれにしても私が思う一番いい治療法はお灸です。
お灸の中でも知熱灸が一番!。。

この知熱灸を月1回、土門治療院でやってもらってます。
 土門治療院 http://www7b.biglobe.ne.jp/~domon/

私は、鍼灸師だけど知熱灸というお灸はできないんです。
それはなぜかというと目が見えないからなの。
私ができるお灸は、棒灸、隔物灸、台座灸とかです。

知熱灸っていうのはね、、米粒大にひねったもぐさを患部において火をつけるんです。
これがすばらしくぴりっとして効くんですよ。
でも絶対目の見えない人にはできないでしょ。
米粒大のもぐさに線香で火をつけるんだからさ(-_-;)

あーあ、目が見えたらなぁ~~~。
あれっ?今日は、耳管開放症の話だったんだよね(^g^)
つい愚痴ってしまいました(__)

ではまたね(;_;)/~~~

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