砂糖って・・

こんにちは♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。

皆さん、砂糖って善?悪???

昨年だったか、ラジオで砂糖の知識について正しく理解し、
もっと上手に砂糖を活用しようみたいな講演があるとかで参加者を募っていました。

これって砂糖は安全安心な食べ物だから大丈夫って推進してる講演なんだよね。

そうかと思うと、最近では砂糖は消化吸収する際にカルシウムやビタミンを使ってしまうし
血糖値を急激に上げてしまうGI値が高いので摂らないほうがいいとやたら聞きます。

ここでいう砂糖とは精白糖(白砂糖)のことです。
いったい砂糖は善なのか悪なのか??

ひと昔前に一世を風靡した“美白の女王”鈴木その子っていたでしょ。
「痩せたい人は食べなさい」というキャッチフレーズで
その子式ダイエットが流行ったんですよね。。

その子式ダイエットとは、脳のエネルギー源はブドウ糖だけ。
脳にぶどう糖が不足したらちゃんと体の機能が果たせないから
しっかり適量を食べるというコンセプトで
間食にお砂糖を利用した甘いおやつも必ずとり入れなさいというものでした。

脳にぶどう糖を効率よく供給するのはお砂糖です。
それはお砂糖が素早く燃えカスを残さずぶどう糖に変化するからです。

大匙1杯位の砂糖なら10分くらいできれいさっぱりぶどう糖に変化して
脳に素早くエネルギーを供給するから適量なら積極的にとるべきものなんです。

ポイントは、油が混入していないこと。

油は、胡麻、大豆などに含まれているものだけで十分だから
それ以外の油は極力摂取しないこと。動物性油脂は絶対ダメ(._.)ノ ポイ((((((●*

玄米なども精製されていないと消化吸収に時間がかかるからNG。
食べるなら玄米より白米を。。

食前に煮豆を大匙1杯(ドカ食い防止)、あんこ、ようかんなどなら間食OKで、
またそういった間食は必須で定期的に脳にエネルギーを補給しなさい。
とこんな感じだったと思う。

おやつOKなんてかなり魅力的なダイエット法なのでご多分にもれずはまりましたよ(^g^)。
その子式ダイエット!

私と旦那さんは、その子式ダイエットで実際に痩せました。
私は3キロ位、旦那さんは10キロくらい痩せたんじゃないかな?

もちろん年齢も若かったから基礎代謝量も多かっただろうし、
徹底した油抜きダイエットだったからでしょうけど、
その子さんの理念は間違っていないと思ってました。

しかしその後意外にもあっさりと肺炎で死去。本当はその子式食事法がたたったのではと・・
やはりその子式ダイエットは間違いだったのか???

確かにカロリーオーバーという点では摂取しすぎはなんでもダメだよね。
問題は、適量なら白砂糖でもいいのかそれとも白砂糖自体がダメなのか、
どっちなんだろうかということなんだけど。

先日読んだ本には、
白砂糖は人間の身も心もむしばむ恐ろしい食品ですと書いてありました( ・_・;)。
身も心もむしばむ恐ろしいって覚せい剤か?くらいの勢いでしょ(-_-;)

その本の内容によると、まず精製されていること。
自然じゃないということから始まって、次に黒砂糖は弱アルカリ性だけど
白砂糖は酸性の食品だからという点をついていました。

人間の体は弱アルカリ性だから、
酸性の食品を大量に食べるとそれを中和しようと体内のミネラル分が使われます。

この時最も多く消費されるのがカルシウム。
白砂糖の場合ほとんどカルシウムが含まれていないので
必要なカルシウムを骨や歯を溶かして供給されます。

これが甘いものをとると虫歯になったり骨が弱くなるというメカニズムです。
しかし問題はこれだけではとどまりません。

人間の体内におけるカルシウムとリンのバランスは1:1が理想ですが、
体内環境の中和にカルシウムが使われるとこのバランスが大きく崩れます。

人間の体の中には体重の約2%のカルシウムがありますが、
その99%は骨や歯の中にあります。

残りの1%が血液や細胞内にあるのですが、
これがほんの少し(1%の1%ほど)でも不足すると
人間はイライラしたり心の均衡を崩してしまうのです。
イライラしているとカルシウム不足?と言われるのはこのためなんだね

また白砂糖は糖分の吸収がとても速いので血糖値が急激に上昇します。
そのためインシュリンが大量に分泌されホメオスタシスの機能が十分でない子供では、
低血糖を引き起こしやすくなり、低血糖が続くと今度は血糖値を上昇させようとして
アドレナリンが放出します。

アドレナリンは神経伝達物質の一つで興奮したときに大量に血液中に放出されるホルモンです。
エネルギー代謝を高めるなどよい効果もあるのですが、
出過ぎると脳のコントロールがきかなくなり「キレる」原因になります。

アメリカではすでに白砂糖を多く含む菓子類をたくさん食べる子供は集中力なく思考力も減退し、
短気でイライラしやすいということがほぼ常識となっているのだそうです。

最近の子供たちはキレやすいといわれていますが、
その原因のひとつは精製糖の過剰摂取であると著者は警告していました。

さらに体内で分解されるときにビタミンB1を消費しますのでこれまたビタミンBの欠乏症をおこし、
過労やめまい、貧血、うつ、短気、記憶障害と言った様々なトラブルも招いてしまうというんです。

この本を読んで砂糖が悪かのような印象もうけますが、
でも何度も読んでいるとこれは過剰に砂糖を摂取することが問題なんであって、
やはり適量を摂る分には問題ないんじゃないかなぁとも思います。

別の本では、白砂糖はガンのえさになっちゃうなんていうのもありました( ・_・;)
怖い怖い!!

体内のミネラル&ビタミンのバランスに限っていえば
ミネラル成分が温存されている加工されていない自然食品の糖分であることという考えで
黒砂糖が白砂糖よりもいいと言われているんでしょう。

黒砂糖だろうが、はちみつだろうが摂りすぎたら結局は体にいい影響はないわけだし、
他のビタミンミネラルをちゃんとバランスよく摂取して砂糖でも適量なら問題ないんじゃない?
どうなんだろうか。。

いずれにしてもとにかくこの時期、糖分の適量をかる~くオーバーしてしまう清涼飲料水、
炭酸飲料、スポーツドリンク、アイス、ゼリーなどは、十分注意した方がいいです。

冷たく冷やして飲むもの食べるものは甘さをあまり強く感じないので
思った以上の砂糖が含まれていることに気が付きません。

500mlのコーラには54gの砂糖が入っているんだよ( ・_・;)
これって大匙3杯以上の砂糖を一気に食べているのよね。

清涼飲料水を飲む→甘いから血糖を薄めるためにまた喉が渇く→また飲むを繰り返す
糖分の多いスポーツドリンクや清涼飲料水は、こうして悪循環にもなっちゃう。

だからただただ砂糖が悪いというより、
こういうものをむやみやたらに摂取することが問題なんですよね(^-^)/(((((((((●~*。

やっぱ基本は水でしょ。おいしい水!

ではまたね(;_;)/~~~

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