ストレスって…②

こんにちは♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。

皆さん、ストレスって日々様々感じてませんか?

病気の発生学の進歩によって
私たちの病気の原因の多くがストレスにあることがわかってきました。

以前もストレスについてちょこっとだけ書きました。
ストレスって・・
今回は、西洋医学的にストレスがどのように体に影響するかについてです。

一口にストレスと言ってもその実態は様々です。
対人関係、仕事のプレッシャーといった精神的ストレス、、
肉体疲労、睡眠不足、痛みなど肉体的ストレスもあります。

そしてそのストレスは、ストレス反応となって表面化します。

たとえば熱い時に汗をかく、寒い時に震える、緊張して胸がドキドキしたり、
喉が渇いたり、嫌なことがあるとイライラしたり、眠れなかったり、食欲がなくなったり、
逆に過食になったりすることなどすべてストレス反応です。

人の体は常にベストな状態を保とうとする
ホメオスタシス(恒常性の維持)という機能が備わっているのだけれど、
ストレスが加わった時にそのホメオスタシスが働きストレス反応をを示すんです。

精神的ストレスはもちろん肉体的ストレスも、
全身をはりめぐらせている神経を通じてその情報が脳へ行きます。

脳のどこへ行くかというと、視床下部というところです。
ここでストレスと認識するのです。

実はこの視床下部というところへ行ってストレスと認識することから
様々な体調不良が始まるんです(-_-;)

視床下部の働きはたくさんあります。
大きな働きとして
自律神経(交感神経・副交感神経)機能及び内分泌機能を全体として総合的に調節しています。
体温調節や、下垂体ホルモンの調節、さらには飲水行動、摂食行動、性行動、睡眠といった
本能行動や、怒りや不安といった情動行動もつかさどっています。

先ほど述べたような様々なストレス反応が起きるのも
そうした行動を司っている視床下部でストレスを認識するからなんですね。。

私たちは、日々の生活の中で様々なストレスを感じながら生きています。
適当なストレスなら、視床下部も働き過ぎずまた怠け過ぎずと
適度な恒常性を維持することで健康でいられます。

ところがストレス状態が長期間続いたり、過度なストレスだったりすると、
そのストレスに対応しきれなくなりバランスを崩し良い状態を保てなくなるんです。
それが病気の始まりです。

こうした病気の発生のメカニズムに大きく関わっているのが
自律神経のバランスとホルモンのバランスです。
自律神経とホルモンのバランスの崩れが多くの病気の原因となっているのです。

では、なぜストレス状態が続くと自律神経とホルモンのバランスを崩してしまうのでしょうか?

そこんとこをちゃんと理解してないと
「なんだか知らないけどストレスは体に悪いんだってさ」という
井戸端会議的な話で終わっちゃうでしょ(^^ゞ
意外とそんなに詳しく知らなくてもいいよって人も私の周りには多いのよね(-_-;)

まぁそう言わずちょっと聞いてくださいな\(-o-)/

まずは、自律神経から・・・

皆さんの手や足は、自分の意思で自由に動かすことができますよね(*^_^*)
でも心臓や腸の動き、血圧などは自分の意思では調節できないでしょ(>。<)
これらの働きは自律神経によって自分の意思とは無関係に調節されているものなんです。

自立神経には交感神経と副交感神経のふたつがあり、
交感神経は運動するときや仕事をする時など
体をアクティブに活動させるのに適した状態にする神経です。

対して副交感神経は
体を休めたり、食事を消化吸収したりするのに適した状態にする神経です。

自律神経が綱引きをしながら活動するときと休む時
それぞれに適した状態に体を変化させているのです。

この自律神経の働きを司っているのが
ストレス認知を行っている場所と同じ視床下部です。
ストレス状態が続くと自律神経のバランスが崩れるのはこのためです。

では自律神経のバランスが崩れるとはどういうことなのか?
わかりやすく“日内リズム”についてちょっと聞いてくださいな。。
続く

ではまたね(;_;)/~~~

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