こんにちは♪　鍼灸師　園梨(ゆかり)です。

皆さん、あなたの平熱って何度ですか?
意外と自分の平熱を知らない人が、多いのではないでしょうか・・。

体温は、健康状態を知る上でのとても重要なファクターです。

たとえば風邪をひいた時、
熱が高いかどうかで病院へ行くかどうかを決めると思いますがいかがですか？

ごく一般的には37度位だったら微熱なので市販の薬を飲んで済ませ、
38度以上に上がるとちょっと診療を受けたほうがいいかなと考えられるようです。

しかし単純に体温の数値だけではそれが微熱なのか発熱なのか正しい判断はできません。

なぜなら、平熱が36,5度の人にとって37度などは微熱ではありませんが
平熱が35,5度の人にとっては同じ37度でも発熱の危険性があるからです。

最近は、低体温の人、低体温予備軍の人が増えています。

医学的に厳密な定義があるわけではありませんが、
一般的に36度未満の体温のことを「低体温」と呼んでいます。

また、たとえ平熱が36度以上あっても常に手足が冷えているような人は「低体温予備軍」といえます。

低体温は、体にとって非常に危険な状態です。

しかし、ほとんどの人にそういった自覚はありません。
そのため体温が少々低いくらいたいしたことではないと多くの人が低体温を放置してしまっています。

低体温の人は、様々な病気を招くとても危険な状態なんです。

肌荒れ、便秘、歯周病と言った比較的軽い症状から、
ガン、糖尿病、胃潰瘍、パーキンソン病、メニエール病、骨粗しょう症、
認知症といった深刻な病気まで、
さらには喘息、アトピー、花粉症といった、一度発症すると完治の難しいアレルギー疾患も
低体温によって発症悪化する危険性があるんです。

健康な人の平熱は36,8度±0,3度。
つまり36,5度～37,1度の間が健康な人の体温です。

意外と健康な人の平熱って高いでしょ。。

だるさや、つらさなど病的な自覚症状がなければ37度は微熱ではなく健康な体温なんです。
ましてや小児は、よく熱があるのに元気っていうことあるでしょ。
あれは小児にとって37度や38度は発熱ではなく平熱の範囲だからですね。

かつて医療が発達していなかった時代、腸チフスやマラリアなど高熱を伴う感染症で
多くの人が亡くなったので熱に対して恐怖心が強いようです。

しかし抗生物質が普及し医療が発達した今では、発熱よりも低体温のほうが本当は危険なんです。
もしあなたの平熱が、件高体温を下回っていたらそれは体からの危険信号だと思ってください。

健康で病気になりにくい体を手に入れる最もシンプルで効果的な方法は体温を上げることです。

続きは次回。
ではまたね(;_;)/~~~