男性更年期障害って・・

こんにちは♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。

皆さん、連休も残りあと1日。いかがお過ごしですか?

私は、連休中毎日予約があって、今日も入っているので
世間のゴールデンウィークとは無縁に過ごしておりました。

でも一昨日の晩に、小中学校時代の友人たちとぷち同窓会があったんだ。
中学を卒業以来、ずっと付き合いを続けていたという野球部、バトミントン部の仲間たち。。

私は、もちろん野球部じゃないしまたバトミントン部でもないんだけど、その中の数名に数年前から声をかけてもらい、半期に一度くらいの割合で行われているプチ同窓会に参加させてもらっている。

卒業以来25年~30年ぶりに再開した友人たち。名前は知っているけど、顔がどうしても思い出せない人もいて視覚障害になった今、昔馴染みの人たちと会うのは、顔がみれないからちょっとだけさみしい。
それでも小学校の時に同じクラスだった男の子(今はおじさんだけど)声をきいただけで、小学生だった頃の顔がはっきり思いだされたりもする。

その仲間のひとりの女の子が昨日48歳の誕生日を迎えるという話になった。
恐ろしい!中学生だったあの頃、自分たちが50歳を目前に控えるときがくるなんて想像もしていなかった。

でもこうして気持ちはあの頃のままでみんなと会ってお酒を飲み、おしゃべりができるなんてとっても幸せなことなんだと思う。

さてこの年ならではのもちあがる話題は、更年期。。
これは、女性だけではなく男性にもあるものです。
女性の更年期障害が女性ホルモンであるエストロゲンの低下によってもたらされるように男性の更年期障害は男性ホルモンであるテストステロンの低下によってもたらされます。

女性の更年期は、生理不順やホットフラッシュといった身体的症状が主なんだけど、男性は、うつ病に似た精神症状が主なんです。
中高年男性のうつ病患者の50%は男性更年期だったという論文も発表されています。
女性の更年期障害は程度の差があっても閉経期には誰もが経験する自然のリズムに即したもの。
でも男性の更年期はあきらかな異常なんです。
男性は30歳を過ぎたころから、テストステロンが年に1%ずつ徐々に低下していきますが、昨今様々なストレスによってテストステロンが急激に低下してしまう男性が増えていて、結果、男性更年期の発症につながっているんです。

何故、ストレスによってテストステロンが減少するのか簡単に説明すると、抗ストレスホルモンを放出する副腎皮質という器官が、度重なるストレスによって疲労して来て、働きが悪くなるために同じく副腎皮質から放出される性ホルモンも低下してしまいます。
すると性ホルモンである副腎アンドロゲンを原料として産生されるテストステロンが低下してしまうというわけです。

男性の更年期障害は女性のように劇的な身体症状を伴わないために自分でも更年期障害になっているのか気が付きにくいものです。
また、女性は生理の周期が早くなったり遅くなったりすることでエストロゲンの減少を予知することができます。
そして女性は婦人科というものがあるからいいけど男性にはそれを専門にする科がないことも男性更年期を発見することが遅れてしまうんですよね。

そこで自分でも簡単に男性更年期になっているかどうかを知ることができる指標があるんです。

それは“朝立ち”(夜間睡眠時勃起現症)です

朝立ちというのは、朝目覚めた時におきる勃起のことです。
朝自然に目覚めた時に勃起していなかったら、それは、テストステロンの低下を示すひとつの指標です。

あまり知られていないと思うんだけど男性は、寝ている間にも、何回か勃起しています。
この睡眠時勃起現症は、20代で全睡眠時の約半分、それが40代になると4分の1、50代で5分の1程度までに減少してきます。
睡眠時勃起現症は、テストステロンが減少してくると時間が短くなります。

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠というのがあります。
レム睡眠は、脳が覚醒して体が休んでいる状態。この時に夢をみています。
ノンレム睡眠は、その逆ですね。
だいたい90分サイクルで交互に繰り返されています。
男性が寝ている間に勃起しているというのは、レム睡眠のときに勃起しているんです。
朝自然に目覚めるときはレム睡眠時なので、この時に勃起しているのが“朝立ち”なんですね。。

朝、目覚まし時計を使わず自然に起きた時に勃起していなければ、更年期障害になっている危険性があるということです。

男性が寝ている間にも勃起を繰り返してるなんてビックリだよね。たぶん男性自身も知らないんじゃないかなぁ・・

今日は夏日になるらしい。まったく体温調節が老体にはきついわ(-_-;)

ではまたね(;_;)/~~~

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