酵素って

おはようございます♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。

今日のお話は酵素です。

酵素って、みなさん最近よく耳にしませんか?
酵素は、人間の生命活動の源になる存在です。
この酵素が枯渇したときが死ぬときだと思ってください。
一生の内に体内でつくりだされる酵素の量は遺伝子によって決まっているそうです。
つまり人によって作り出される酵素が多い人、少ない人がいるということです。
どんなに暴飲暴食をしても平気のへっちゃらの人、とても食事に気をつけ健康的な生活をしているはずなのに体調を崩しやすい人がいるのはこういった酵素の関係も大いにあるということです。

食べ物の消化や分解を行う消化酵素、
免疫力を高める、自然治癒力を高める、新陳代謝を活発にする、ホルモンのバランスをよくするなどなどの代謝酵素。
体内酵素の働きはこれだけではありません。実は、体の中で行われる化学反応のすべてに酵素がかかわっています。
そしてこの酵素の全体量が決まっているために、忙しい現場にかりだされた酵素は本来の持ち場の仕事が手薄になりおろそかになってしまうことに問題が生じるわけですね。

現代人は消化酵素を使いすぎて慢性的な代謝酵素不足になっています。
それは、以前の「油って」でもお話した、酸化した油を使用した加工食品、インスタント食品、肉料理、白米や白砂糖などの精製食品や食品添加物などを、消化酵素を大量に必要とする食品を取りすぎるためです。

他には、薬や合成界面活性剤たっぷりの化粧品、シャンプー、ボディソープなどなどの自然界に存在しない物質の使用による分解作用にも大量の酵素が消費されているんですよ。

風邪をひいたり、体調が優れないときに勢力をつけようとうなぎやステーキを食べたりすることは逆効果で、体が病気と戦っているときは、消化のよいものを少し食べ、酵素を補うような食べ物にして代謝酵素が思う存分働ける環境にしてあげることが大切です。
余計な仕事に酵素が使われることで、基礎代謝もおち脂肪燃焼のための酵素が不足して痩せにくく太りやすい体になり免疫力がダウンし自然治癒力もダウンして体調不良や病気になりやすくなるんです。

酵素不足を解消するには生の食品に含まれる酵素や発酵食品がお勧めです。
カイワレ大根、ブロッコリーの芽などのスプラウト(芽出し野菜)には、発芽という生命の活動が躍動する原動力に、酵素も最大限に関与しています。
発酵食品では、キムチ、糠漬け、納豆など、そして
味噌は味噌汁にするより もろきゅうなどにしてそのまま食べる方がいいですね。

大根のジアスターゼは有名です。 ジアスターゼには、米やパンなどのデンプン質のほか、脂やタンパク質も分解する酵素も含まれています。 
私は、胃がもたれるときなどは、大根おろしを汁語と一気に食べるというかのみほします。たいていは、それですっきりします。
ジアスターゼは大根の皮の付近に多く、おろすことによって消化酵素が細胞の外に出て活発に働くので、皮ごとすりおろすのがよいですよ。
果物では、バナナ、パパイヤ、キウイフルーツなどなどです。

皆さん、毎日どんどん減り続ける酵素たち! 少しでもその酵素を無駄遣いしないように気をつけて、外から酵素を補うよう心がけましょうね。

今日の健康通信は、酵素でした。

ではまたね(;_;)/~~~

コメント一覧