油って?・・・

おはようございます♪ 鍼灸師 園梨(ゆかり)です。

みなさん、体にとって油って善?悪?どちらだと思いますか?

私は、ずっと油は 悪だと思っていました。
いい油も悪い油もなく油は油!油が体の中でエネルギーとして燃焼したらその後はコールタールのような燃えカスを残すだけで、若い時に油抜きダイエットなんてやったりして、顕著に効果をだしたので、、やっぱ油は大敵なんだなぁって思ってました。

コレステロールなんてめちゃめちゃ悪者扱いされちゃってるんですよね。
コレステロール、特にLDLは、悪者扱いされることがよくありますが、実際は悪者ではなく、体中に栄養を運んだり、消化吸収に大切な胆汁を合成したり、太陽を浴びることでビタミンDを作り出す、などとても重要な働きをするものなんです。

油の役割は、私たちの体でとても重要な役割を果たしていて、一番は60兆個とも70兆個とも言われる細胞の細胞幕をつくっているということです。
細胞は、細胞膜におおわれているんですが、その細胞膜の質が悪いと細胞外と細胞内の物質移動(栄養分の取込み、老廃物の排出)やいろいろな信号伝達が正常に行われなくなってしまうんです。

細胞は2~3ヶ月で生まれ変わるので、食事にきをつけて 悪い油をとらないようにしよい油を積極的にとりたいものです。

さて、質のよい油、悪い油っていのは、どんな油?って思いますよね。

まず、悪い油の代表はトランスファット(マーガリン等)です。トランスファットは、わかりやすく表現すると本来サラサラしているはずのサラダ油を水素添加して常温で固形化させたプラスティック化した油ともいうんでしょうか?
トランスファットが多く含有している食品は、マーガリン、ショートニング、インスタントラーメン、ファーストフード、冷凍食品、ドーナッツ、スナック菓子 (ポテトチップスとか)クッキー、コーヒーフレッシュ や ホイップクリームも・・まだまだたくさんあるよ。
上記にあげた食品は、現代人が好んで食べていることがおおくありませんか?(^^ゞ

そしてよい油とは体の中で合成されない必須脂肪酸なんですが、その中のオメガ6系、これがまた 現代人は、とりすぎるほどとっていて、なおかつこのオメガ6系はみなさんが口に入れるときはほとんどのものがトランス化しちゃっているものばかりです。それは調理する過程で油が酸化してしまうからなんですよ。
オメガ6系を多く含んでいる油、リノール酸、コーン油、サラダ油、紅花油などです。これらは、フライドポテトやてんぷら、とんかつスナック菓子、マヨネーズなどにたっぷり入ってますね。
これらをとりすぎているから悪玉コレステロールがかじょうにふえすぎて悪者ではないのに悪玉なんてよばれるようになってしまったんですね。

オメガ3を多く含む油:これは エイコサペンタエン酸(EPA) ドコヘキサエン酸(DHA)アルファ-リノレン酸が 代表かな
EPAとかDHAは さばとかいわし、さんまなどの青背の魚ね。
リノレン酸は フラックスシードオイル(亜麻仁油)とかしそ油(えごま油)チアシードオイルに豊富です。
オメガ6とオメガ3はセットで 摂取すべき油
ふたつがバランスよく一緒に細胞膜の原料になると質のいい細胞膜のできあがり。
オメガ6とオメガ3が 2対1、3対1とか4対1とか意見いろいろですが、オメガ6は先ほどあげたように とりすぎるほどとっているし だからそこで意識的にとらなければいけない油はオメガ3系の油なんです。
これについては、バランスがとっても大事です。

この他オメガ9はというと、オリーブ油、キャノーラ油とかがあります。
オリーブオイルには善玉コレステロールを減らさずに、悪玉コレステロールだけを減らす働きがあるため動脈硬化や脳梗塞などを防ぐことができます。

各油には特性があって加熱に弱く安定性が悪い油、比較的加熱に強く酸化しにくい油とあって、オメガ3については非常に酸化しやすく加熱に弱いので冷蔵保存でそのまま摂取したいものです。

私は、チアシードをりんごをすりおろした中に入れたり、味噌汁に入れて食べています。
チアシードとかフラックスシードは種子で、ごまのようなものです。
圧搾して抽出したオイルならドレッシングにしたり納豆にかけたりそのまま飲んだりしますが でも酸化しやすく日持ちしないので、私は種子をたべています。

いかがですか?まだまだ油についてのお話は奥が深いです。
でも、ごちゃごちゃいろいろいわれてもわからないでしょ?>。<

とにかくお菓子や、インスタント物、冷凍食品、加工食品は控えて、青背の魚やフラックスシード、チアシードなどを食べて調理油はオリーブオイルやキャノーラ油を使うようにして 日々の油のとり方にきをつけましょう。

今日の健康通信は、油でした。
ではまたね(;_;)/~~~

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