「3大たるみ」の原因と対策

1. まぶたのたるみ

上まぶたのたるみには、大きく分けて2つのパターンがあります。

  • 生まれ持った先天的なもの
  • 加齢やケガやコンタクト長期使用など後天的なもの

これらを眼瞼下垂(がんけんかすい)といいます。
目を開けてもまぶたが黒目にかかってしまっていたら、病院へ行ってみましょう。この場合は、まぶたを上げる筋肉と瞼板という接着部分が切れてしまっている可能性があります。

これとは別に、
後天的なものの中に、まぶたの皮膚が緩んで、目がパッチリ開かなくなってしまっているものがあります。それは、頬のたるみやフェイスラインのたるみと同じ、筋力の低下や筋肉のこわばりによる皮膚のたるみによるものが多いです。

目の下のたるみとシワができるしくみ

まぶたを持ち上げる筋力が低下すると、おでこの筋力を使って眉やまぶたを持ち上げることになります。すると、上まぶたの皮膚が伸びてしまいたるんでしまいます。さらに、上まぶたのたるんだ皮膚によって、眼球を覆っている脂肪が奥に押し込まれ、下まぶたの皮膚を押し出し、目の下から突出して、たるんでしまうのです。

当院では、鍼で眉やおでこ、前頭部の筋肉のこわばりをとり、上下まぶたの筋力トレーニングで改善しています。ちょっと瞼が下がってきたなぁと思ったらまずは、美容鍼をお試しください。

2. 頬のたるみ

「頬がたるんできて、ほうれい線やマリオネットラインが目立ってきた」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

頬のたるみは、頬の脂肪がたっぷりあるタイプと、頬がこけていてげっそりタイプがあると思います。

頬の脂肪がふっくらあるタイプは、重力による影響が大!脂肪が多い分、重心が下がり重力に引っ張られやすいですね。太ると顕著に頬がたるみやすいため、体重コントロールは、必須です。目の下のまぶたトレーニングと上唇のアヒル口トレーニングをしていただき、美容鍼で頬骨の周りの筋肉を緩めることと皮膚の弾力を取り戻すことで改善します。

頬がこけていてげっそりタイプは、頬骨の張り出しが強めな骨格の人や、やせ型で顔の脂肪芽少ない人に多いです。加齢とともに、年々頬のコケが目立ってしまい貧そうなイメージ。コケ型老化の宿命ですね。なんといっても美容鍼で肌の弾力を取り戻すことで張りのあるふっくら頬を取り戻します。口元の縦しわにも注意してアヒルくちトレーニングも行うとより効果的!

さらに、
皮膚がふにゅふにゅと柔らかいタイプ。皮膚がびよーんと伸びるタイプです。
若い時から垂れ下がり感が出てしまいます。このタイプは、甘いものが大好きな人に多いように思われます。 チョコレートを毎日常食しているとか…甘いカフェオレを毎日飲んでいるとか…。このタイプの人は、極力白砂糖や人工甘味料を控えていただき、美容鍼で皮膚の張りを取り戻すことで改善していきます。

3. あごのたるみ

フェイスラインがたるんできて二重あごになってしまう…。
これは、首の筋力低下や、物を噛む筋肉のこわばりなどが原因です。 首の筋力が低下してしまうと、重力にならってどんどん下に引っ張られます。 また、顎の周りについている筋肉は、頻繁に動かしているのでこわばりが顕著です。さらに、笑っている時、口を横に引いていませんか? 本来は口角を上げ、頬骨が上にあがる笑い方が正解です。口を横にひいて笑うと、顎の筋肉が硬くなってしまい、フェイスラインをどんどん下げてしまうのです。

当院では、首の筋肉トレーニングに加えて、顎周りの筋肉を鍼で緩めます。
気になる二重あごも美容鍼ですっきり小顔!

しわやたるみができるしくみ

しわやたるみができる仕組みは様々ありますが、そのうちの一つは、顔にある溝が浅くなり山が低くなることにあります。溝とは、鼻の下にある人中と上まぶたにある上眼瞼溝(じょうがんけんこう)です。山というのは、人中の溝を作る両脇にある二つの凸部分とアヒル口と言われる上唇の反り返り、そして目の下の涙袋(涙堂)です。

顔にある溝と山の説明図

溝と山が顔を動かすための皮膚をためておくところです。元々人の顔には、皮膚に余裕があるからこそ口を開けたり目を閉じたりできるのです。

それがないと物を食べたりおしゃべりしたりすることも顔が突っ張ってできません。その余裕分がたたまれているのが溝と山なのです。そして、抗重力筋の筋力の低下、その低下した筋肉の動きを代償する筋肉の動き、筋肉のこわばり、日頃の顔癖などによってその溝が浅くなり山が低くなることで畳まれていた皮膚がいきどころを失いたるみ、しわができるのです。

表情筋イメージ図

お顔の筋肉は、皮膚一面に付着しています。

お顔は、笑う=口角を上げる、怒る=頬を膨らます、驚く=眉を上げるなどといった表情を筋肉を縮めることで皮膚を動かし表現しています。その筋肉がこわばると筋肉が伸縮することができなくなり短くなったままになります。するとその上についている皮膚はたるんでしまうのです。そして毎日行っているちょっとした顔癖がまた筋肉をこわばらせる原因となり、たるみやしわをおこすのです。

そこで当院では、お顔の筋肉を柔らかくほぐし、しわやたるみが起きにくくなるようにする 「美顔率トレーニング」を、お伝えしています。

美顔率トレーニングで魅力的なお顔に

「美顔率」とは、土門奏先生が開発した、目、頰、口などのお顔の各パーツの位置を黄金比率にしていくお顔のトレーニングです。

当院では、美顔率のトレーニングを行うにあたり、初めに説明シートを使って、加齢に伴うお顔の変化、魅力的な顔の比率について、美顔率のトレーニング方法などをご説明します。自らの若いころの顔に近づくのが目的のこのトレーニングは、お家でも毎日行っていただくと、美容鍼の効果も持続し、より効果的な結果となります。

土門先生の著書「美顔率[マッサージ&トレーニング]」

美顔率のトレーニング内容(ベーシックプログラム)

1. リンパマッサージ

2. くちマッサージ

3. アヒルくちマッサージ

4. パンダマッサージ

5. 下瞼トレーニング

6. 上瞼トレーニング

7. おでこマッサージ

これらのトレーニングの方法を最初の診療の時に丁寧に実際にやっていただきながらご指導させていただきます。

ご自宅でやっていただくための資料もお渡ししていますので、ぜひ続けていきましょう。

美顔率トレーニング用資料

美容鍼はとっても理想的なアンチエイジングの方法

ボトックス注射やリフトアップ手術、手軽に注射1本から糸を使った牽引手術、二重まぶた手術など、世間的にアンチエイジングが騒がれてから、美容整形は気軽に、盛んに行われるようになりました。

しかし、フェイスリフトアップ手術は、他のアンチエイジングの施術に比べ、脂肪や皮膚を切り取るなど、患者様にとっては小さな負担ではなく、リスクを大きく伴うものだと思います。そしてボトックス注射にしても美容整形手術にしても、1度行えば一生維持されるものではありません。

人は、年々年をとり老化していくことは避けられません。
ですが、老化の速度を遅くすることはできるのです。

美容整形手術では、老化の速度を遅くすることはできません。
一時的にたるんだ皮膚を引き上げ切り取りしわをなくせるかもしれませんが、内面は何もかわっていないので、美容整形手術で体の老化を遅くすることはできないのです。

当院で行う美容鍼は、リスクや副作用もなく、脉診流経絡治療によって自然治癒力を高め、代謝をアップさせるので、心身ともに健康になり、お顔の表情が明るく魅力的に変化し、老化の速度を遅くするのです。これは安心・安全で、美容以外にも様々なメリットを生む、理想的なアンチエイジングの方法と言えるでしょう。

美容鍼ってどんな時に行くのがおすすめ?

まず、いつでも来てくださいね!ということは大前提として…

・気分がブルー…なんとなく気分が沈みがちなとき
そんな時に、美容院へ行ってヘアスタイルを整えると気分転換になるように、美容鍼を受けると表情がさっぱりとしひきしまり小顔になった自分に思わずテンションアップ!

・同窓会や結婚式 いつもと違ったドレスアップを考えるとき
イベント当日、さえない顔!化粧乗りも悪いなんてイヤよね(・_・;)

・証明写真を撮るとき
写真を撮るときには、やはり目がパッチリ、フェイスラインすっきりに撮れたらいいですよね。 証明写真を撮る前に美容鍼を受ければその写真はずっと残りますよ!

瞼が下がってきていつも眠たそうな目をしている…
写真をとるといつも眠たげな目をしている自分…
昔はもっと目がパッチリしていたのに…眼瞼下垂の手術をした方がいいのかしら?
なんてお悩みの方、一度美容鍼を試してみてはいかがですか?
それからでも病院へ行くのは遅くないかも・・・

肌が弱く、エステなどで使用する化粧品や、肌をこする刺激が合わない方にも、副作用なく自己治癒力で自然に蘇ります。

美容鍼Q&A

よくいただくご質問を
お化粧したままでも美容鍼を受けられますか?
お化粧したままでも大丈夫です。施術によってお化粧が取れてしまうことがありますので、必要でしたらお化粧道具をお持ちください。
鍼は何本刺すの?
平均20本前後です。症状によって多少増減します。無駄に鍼をしても効果は変わりません。かえって内出血のリスクをともないます。当院では最小限の本数で最大限の効果を出すよう刺鍼技術を考慮しています。
顔に鍼するのって、痛いですか?
髪の毛ほどの細いはりを使用しますのでほとんど痛みは感じません。もし痛みを感じるようでしたら遠慮なくおっしゃってください。速やかに刺し替えます。
効果はいつでるの?
個人差がありますが、美容鍼を行って施術直後に効果を実感する方、翌日感じる方、2〜3日後に感じる方と様々いらっしゃいます。

顔に鍼をすることによって身体は、異物と感知した鍼を排除しようと血流が促されます。その血流が栄養と酸素を運びコラーゲンやエラスチンなどの産生を促し、ハリや弾力をもたらします。刺鍼で傷ついた皮膚を修復するために血流が持続し、個人差はありますが施術後三日後目にピークが現れると言われています。その後また次第にもとに戻っていきます。

美容鍼による効果は、施術を重ねるごとに持続時間が長くなります。血流改善によりターンオーバーが早まるためと考えられます。

効果を持続させるために毎日の美顔率もお勧めいたします。

美容鍼はどのくらいのペースで受けるのがいいですか?
効果的なスケジュールとしては、最初の10回は毎週施術をお受けになることをお勧めいたします。

平均5回目くらいで施術前との変化をしっかり感じられるようになってきます。更に5回継続していただけばその効果の維持感を感じていただけるようになります。そのあとは施術の間隔を10日に1度や、2週に1度といったように開けていき、メンテナンスに入ります。

ご自宅で美顔率マッサージ&トレーニングを頑張っていただければ、急な用事や都合で治療に来られないことがあっても治療感覚をご自身で調整することは十分可能です。ご自宅でケアをしていただくことで、より一層効果を持続、高めることが可能になります。

全身治療も同時にしたほうがいいの?
顔へのアプローチだけで本来の魅力は引き出せないのではないでしょうか?

美容鍼の効果を最大限に引き出すために必要なのが、身体全体の治療です。 脈診流経絡治療の本治法は、スタンダードコースでもいたしますが、背部を含めた標治法という治療法でさらにリラックスをしていただくことで、より一層の美容鍼の効果を実感していただけます。

また、お得に施術を受けていただけるように、回数券のご用意もございます。

美容鍼にリスクはあるの?
顔は毛細血管が体に比べて多いために、内出血を起こすことが稀にあります。

瘀血(おけつ)といって顔に悪い血が溜まっている人は、抜鍼時に多少の出血を起こすことがあります。 出血自体は東洋医学的にはプラスの効果があり、不要な汚い血を外に出すことは、新たな血液造成につながるとし、皮膚組織の活性化・新陳代謝に効果的であるとしています。 それを瀉血(しゃけつ)と言います。

仮に出血を起こしても圧迫することですぐに止血しますし、稀に内出血した場合も数日から数週間後には改善しますのでご安心ください。

また、ご不安な点を十分説明したうえで同意書に署名記入していただき、施術させていただいております。

着替えはしないでいいの?
お顔への施術希望の方でも、お洋服は患者着に着替えていただきます。

お顔に鍼をする前に、全身調整の鍼である本治法をするためです。ボディの治療と同じように、脉やお腹を診察し、手足にはりをして滞った気血を整えてからお顔に鍼を行うことで効果を高めます。お腹、手足がスムーズに出るお洋服でしたらそのままでもかまいません。

美容鍼は誰でも受けられるの?
血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方、止血しづらい病気の方は事前にご相談ください。 状況によって、刺さない鍼や、鍼の太さ、施術の方法を変えたりとお体に影響のないようにすることも可能です。

妊娠中の方は、赤ちゃんがお腹にいるだけで幸せなお顔です。妊娠期間の治療はボディのみにして妊娠中の様々な不快な症状を改善し、元気な赤ちゃんを出産してからの美容鍼をお勧めいたします。美顔率トレーニングの指導+ボディ施術のみもいたしますのでご相談ください。

この他にも、心配なことやご不明なことなどございましたら、遠慮なくお問い合わせください!

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